「わたしのSDGsアクションフォーラム」を開催しました｜とりくみ｜コープこうべ100周年記念サイト

とりくみ
「わたしのSDGsアクションフォーラム」を開催しました

2022.03.29

「わたしのSDGsアクションフォーラム」を
開催しました

2月26日、持続可能な地域づくりへの取り組みを応援する「わたしのSDGsアクションフォーラム」を開催しました。フォーラムの前半は、「第3回わたしのSDGsアクションコンテスト」を実施。後半は、ネパール国内の子どもたちの教育機会均等をめざして活動するNPO法人「YouMe Nepal（ユメネパール）」代表のシャラド・ライさんの講演がありました。コロナ禍のため、事務局以外はオンラインでの参加となりました。

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第3回わたしのSDGsアクションコンテスト

「第3回わたしのSDGsアクションコンテスト」は、事前にご応募いただいたなかから、書類選考を通過した5組が事例を発表。視聴者と審査員による投票で、グランプリと準グランプリが決定しました。

「第3回わたしのSDGs
アクションコンテスト」
発表者のみなさん

1. 「バーレーン王国とのオンライン国際交流～持続可能な交流とは～」　谷本百合香さん
2. 「私のSDGs草木染編～世界で一つだけのマイバッグを作ろう～」　黒谷静佳さん
3. 「服の力プロジェクト～貧困をなくそう～」　兵庫県立北須磨高等学校
4. 「地域・事業者・行政とともにバスの継続運行を」　ランランバスを守る会
5. 「SDGsギフト」　社会福祉法人あまーち

社会福祉法人あまーち
「SDGsギフト」

グランプリを受賞したのは、「SDGs ギフト」を企画、販売している社会福祉法人あまーちの利用者のみなさん。

あまーちは、「どんな障がいがあっても、地域のなかで自分らしく暮らしていける場」をめざし、尼崎市を拠点に利用者の社会参加と自立を支援する福祉施設です。

「ミツロウラップ」や環境に配慮した商品「SUTENAI ストロー」「へちまたわし」などをセットにした「SDGs ギフト」を製造・販売しています。企業と一緒に作ったり、自分たちで手作りしたり、それぞれの商品にこだわりがあります。「SDGs に関連する商品を作ることで、利用者の働きがいと収入アップにつなげたい」とすすめてきた2 年間の取り組みを発表しました。

発表者の巽勇太さんは、「SDGsギフトは、第2弾、第3弾と新しい商品が生まれています。自分たちが出来ることで、利用者の収入アップとSDGs目標の達成をめざしたいです」と話しました。

兵庫県立北須磨高等学校
「服の力プロジェクト　～「服」で貧困をなくそう～」

準グランプリを受賞したのは、「服の力プロジェクト」に取り組んでいる兵庫県立北須磨高校。着なくなった子ども服を回収し、それを必要としている人たちに届ける活動に協力しています。着なくなった子ども服（古着）を集めるために、校内に回収箱を設置したり、文化祭で呼びかけたりするほか、地域にも活動の輪を広げるための工夫を発表しました。

チラシを800枚作って、駅前で配ったり、地域の住宅に投函（とうかん）したり、さまざまな方法で協力を呼びかけました。この活動を始めて3年。今年度は、これまでで最高の1603着もの古着が集まったそうです。

発表者の今井美菜子さんと入船結萌さんは、「初めは貧困をなくすことは難しいと考えていました。ですが、この活動を通して、難民の子どもたちの力になれることを学びました。これからもSDGsに貢献できることを頑張っていきたいです」と話しました。

シャラド・ライさんの講演
「～21世紀の教育＝考える力～」

ネパール出身のシャラド・ライさん。将来笑顔で働ける大人になれるようにと、故郷の子どもたちのために私設の学校「YouMe School（ユメスクール）」を開設しました。自分の意思で自分の人生を決めて行動できるようになるために大切なことは、「考える力」を育てる教育だというライさん。「YouMe School」では、「自分は何が好きか、何をしたいか」を考え、「そのために必要なことを学び体験する」授業を大事にしているそうです。
また、「サッカーの練習が終わったら、次の人のために片づけをする」、「自分たちで学校の掃除をする」など、日本の学校の素晴らしいところを「YouMe School」で実践していると話しました。