100年先にも伝えたい私たちの物語

1921
賀川 豊彦

原点は「愛と協同」の精神
1921年、生協の父・賀川豊彦指導のもと、コープこうべの前身となる神戸購買組合と灘購買組合が相次いで誕生。一人ではできないことも、みんなの力を合わせれば、願いや夢をかたちにすることができるという「愛と協同」の精神を原点にスタートしました。
1921
- 1921年 4月
-
「神戸購買組合」設立
(1924年神戸消費組合と改称)
1921
- 1921年 5月
-
「灘購買組合」設立
(1935年灘購買利用組合と改称)
1921
「御用聞き」制度

荷車や自転車で配達
現在の地域担当(宅配事業)につながる「御用聞き」を、設立当初から行っていました。隔日または3日に1度訪問して注文を聞き、当日もしくは翌日に配達するというきめ細かい対応で組合員に支持されていました。
1923
自己生産

自分たちが望むものを自分たちの手で
1923年、灘購買組合が甲東村(西宮市)にしょうゆの醸造工場を新設。翌1924年から供給を開始。「自分たちが本当に望むものを、自分たちの手で作り出せる消費者でありたい」という願いを実現しました。その想いは「六甲アイランド食品工場」へと受け継がれており、生産品目を見直しながら商品の開発や改善に取り組んでいます。1925年末に始まった餅づくりは、現在も続く年末の風物詩です。
1924
家庭会

生協の女性組織の誕生
1924年7月、神戸消費組合で生協における日本最初の女性組織「家庭会」が誕生。協同組合の学習や料理、洋裁など生活の向上をめざした教え合いが展開されました。現在の組合員活動の原点です。
1931
- 1931年 2月
- 灘購買組合が芦屋にセミセルフサービス方式の第1号店開店
1945
- 1945年
- 第2次世界大戦終戦。空襲で事業所の大半を失うが、戦後すぐに事業活動を再開。灘購買利用組合が国鉄(現・JR)住吉駅前の焼けビルを購入。翌年改装し本部をここに移す
1947
播磨造船所購買利用組合

播磨生活協同組合の前身
1947年11月、播磨生活協同組合の前身である「播磨造船所購買利用組合」が誕生。播磨造船所で働く従業員のくらしを守る職域生協として出発し、1984年に地域生協に転換。地域の組合員に密着した活動を展開していきました。(1995年4月コープこうべと合併)
1949
- 1949年 7月
- 灘購買利用組合に「四ツ葉会」(家事サービスグループ)誕生
1949
- 1949年 10月
- 「消費生活協同組合法」により灘購買利用組合が「灘生活協同組合」に名称変更
1950
豊中睦(むつみ)生活協同組合

大阪北生活協同組合の前身
1948年に大阪府豊中市で「土曜会」という女性たちによる共同購入の仕組みが始まりました。2年にわたる活動を経て、「生協は福祉でなければならない」「みんなが幸せになる生協をつくろう」と1950年1月、大阪北生活協同組合の前身である「豊中睦生活協同組合」が誕生しました。(2011年4月コープこうべと合併)
1950
- 1950年 1月
- 「消費生活協同組合法」により神戸消費組合が「神戸生活協同組合」に名称変更
1950
- 1950年 1月
- 灘生活協同組合で「地域運営委員会(現・地域コープ委員会)」スタート
1952
国際協同組合同盟に日本生協連が復帰

世界の生活協同組合と手をつなぐ
1952年3月、日本生活協同組合連合会は第2次世界大戦前に脱退した国際協同組合同盟(ICA)への復帰がようやく認められました。 ※ICA・・・1895年設立。後に国連に登録された世界最大のNGO。世界109ヵ国から311協同組合組織が加盟。組合員総数は12億人を超える。(2019年8月現在)
1959
コープ商品第一号

組合員と職員の想いをカタチに
1959年12月、缶詰のシロップに人工甘味料を使わず砂糖を使用した「生協のみかんシラップ漬」缶詰が誕生。安全・安心を求める組合員の声と、良いものを提供したいという職員の想いがカタチになったコープ商品の第1号です。
1961
- 1961年 5月
- 灘生活協同組合が国鉄(現・JR)住吉駅前に「くみあいマーケット住吉店」を開店
1962
- 1962年 4月
- 「灘生活協同組合」と「神戸生活協同組合」が合併し「灘神戸生活協同組合」に
1962
- 1962年 4月
- 機関紙『協同(現・きょうどう)』創刊
1967
- 1967年 1月
- 組合員10万人突破
1967
- 1967年 5月
- 無漂白小麦粉を使った食パン「コープブレッド」の製造開始
1967
「商品検査センター」開設

安全・安心はみんなの願い
1967年10月、全国の生協に先駆けて独自の商品検査室を開設。当時、農薬や食品添加物の安全性が問題になっており、「安心して食べたい」「安全な食品がほしい」という組合員の切実な声に応え商品検査活動をスタートしました。2017年に50周年を迎え、開設日である10月1日は「商品検査の日」に登録されています。
1969
疑わしきは使用せず

うどん製造に「過酸化水素」使用を中止
当時、うどんの製造に殺菌料として多用されていた過酸化水素に、人体への悪影響の疑いがもたれ始めていました。数カ月に及ぶ検査の結果、1969年9月、食品工場で製造するうどんへの過酸化水素の使用をやめ加熱殺菌法に切り替えました。
1970
- 1970年 7月
- 組合員20万人突破
1971
- 1971年 7月
- 「コープベル(現・コープこうべくらしの情報センター)」開設
1972
よりよい洗剤を求めて

くらしの中から環境を考える
1960年代の合成洗剤による泡公害や水質汚染などの問題を機に、1972年7月生協推奨品として「田舎娘粒状せっけん」を開発。1976年8月にはコープ商品として供給を開始。洗剤の安全性を追求し水環境を守る取り組みは、1970~80年代に実施した「せっけん運動」「せっけんキャンペーン」へとつながりました。活動を通して組合員同士が学び合い、くらしの中で環境を考えるきっかけとなっていきました。
1973
- 1973年 10月
- 組合員30万人突破
1973
- 1973年 10月
- 「疑わしきは使用せず」の考えで食品工場で製造する豆腐へのAF2(殺菌料)使用を中止。翌年にはAF2を使用するすべての食品の取り扱いを中止
1975
- 1975年 11月
- 組合員40万人突破
1976
虹っ子たちの活動

子どもたちに学びと交流の場を
1976年8月、核家族で育つ子どもたちが、協力し合って何かを体験できる場を提供する目的で「虹っ子使節団」をスタート。コープの産直第1号のメークイン産地・北海道更別村へ行き、農家の子どもたちと交流しました。現在の「虹っ子スタディツアー」「虹っ子スクール」など、さまざまな取り組みにつながっています。
1976
- 1976年 10月
- 店舗の名称を「コープ」に統一
1977
- 1977年 10月
- 協同購入制度スタート
1977
- 1977年 11月
- 「OPP(防かび剤)不使用レモン・グレープフルーツ」取り扱い(輸入)開始
1978
安全と健康を守る決断

食パン製造で「臭素酸カリウム」使用を中止
当時、食パンづくりにパン生地改良剤として広く使用されていた「臭素酸カリウム」に発がん性リスクがあるということがわかりました。そこで、「組合員の安全と健康を守る」ために、これまでの「疑わしきは使用せず」の考え方を貫き、1978年2月、全国で初めて「臭素酸カリウム」の使用を中止。その後、全国の生協へと広がりました。
1978
「マイバッグ運動」の始まり

買い物袋再利用運動
オイルショック後の省資源活動の一環として店舗のサービスで提供されていた包装紙類の節約を呼びかけていました。1974年の「コープバッグ(エコバッグ)」のテスト実施に始まり、1978年5月からは買い物袋再利用運動がスタート。1991年には、どの袋でも利用可とする「買い物袋持参運動」へ発展しました。
1978
平和活動を広げる

原水爆禁止世界大会に参加
1978年8月6日「核兵器完全禁止・被爆者援護世界大会・広島大会」に初めて参加。1981年の「原水爆禁止・被爆者援護ヒロシマ集会」には組合員の親子代表団170人を派遣しました。これをきっかけに「100円カンパ」がスタート。この取り組みは「平和のカンパ」として現在も続いています。
1980
- 1980年 3月
- 神戸市と「緊急時における生活物資確保のための協定」を締結(2020年3月末現在:27市11町と同様の協定を締結)
1980
- 1980年 6月
- 組合員50万人突破
1980
- 1980年 9月
- 組合員のくらしを守る助け合いの活動として、全労災と提携し、「コープ共済」の取り扱いを開始。当初は生命共済、火災共済、生命火災共済の3タイプのみ
1982
- 1982年 6月
- 「ユニセフ募金活動」開始
1982
- 1982年 9月
- 「レインボースクール」開始
1982
- 1982年 9月
- 排水チェック運動がスタート
1983
コープくらしの助け合いの会

できるときに、できる人が、できることを、お手伝い
1983年6月、「地域に相互扶助の輪を」という趣旨で組合員同士の支え合いの仕組みとしてスタートした有償ボランティア活動です。 当初は高齢の組合員を対象に話し相手や食事づくり、買い物や掃除など、ちょっとした家事を手伝う活動でした。その後、高齢者だけでなく、体が不自由な方や子育て家庭などの生活の自立を支える活動へと発展しました。この活動は、全国の生協などへ広がっていきました。
1986
- 1986年 6月
- 兵庫県・阪神7市1町とコープこうべが共同出資し、重度障害者多数雇用事業所「阪神友愛食品株式会社」設立
1987
- 1987年 9月
- 「新、衣・食・住 。COOP・STYLE」供給開始
1987
- 1987年 11月
- 六甲アイランド食品工場(ドライ部門)が稼働
1988
- 1988年 4月
- 「コープふれあい食事の会」スタート
1989
- 1989年 1月
- 葬祭サービス「クレリ」開始
1989
- 1989年 3月
- 「シーア」オープン
1990
- 1990年 3月
- 牛乳パック回収がスタート
1991
- 1991年
- 組合員100万人突破
1991
「コープこうべ」に名称を変更

シンボルマークも新しく
1991年4月、組合員100万人突破と70周年を機に「生活協同組合コープこうべ」に名称を変更。名称は公募により3万件の中から決定。シンボルマークは、「人と人、組合員とコープこうべ、コープこうべと地域社会、コープこうべとなかまの生協、さらには世界。また、生活と生産、人と自然。手に手をとって、そのかなめとなっていく」という想いが込められています。ブルーとグリーンの色彩は、コープこうべを育む山と海、そして私たちの未来と安らぎ、自然と生命を象徴しています。
1991
フードプラン商品の供給開始

人と自然にやさしい食べ物づくり
創立70周年を機に、1991年4月、「人と自然にやさしい食べ物づくり」をめざす「フードプラン商品」の供給がスタートしました。スウェーデン・ストックホルム生協が発表した「オルターナティブ・フード・プログラム(もうひとつの食べ物づくり計画)」という構想をヒントに、消費者にも、生産者にも、そして自然環境にもやさしい食べ物づくりをめざしています。
1991
- 1991年 9月
- 「協同学苑」開設
1991
- 1991年 10月
- 飲料缶・トレイ・ペットボトルのリサイクル開始
1992
- 1992年 6月
- 「地域運営委員会」を「地域コープ委員会」に改称
1992
- 1992年 7月
- 活動区域が兵庫県全域に広がる
1993
- 1993年 3月
- 社会福祉法人「協同の苑」設立
1993
- 1993年 6月
- 「製造物責任(PL)法」の早期制定を求める署名活動に約117万筆集まる
1995
阪神・淡路大震災

被災地に生協あり
1995年1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生。本部をはじめ18もの施設が全・半壊しました。被害総額は約500億円。被災地の中で職員はもちろん、組合員や取引先、全国の生協など、多くの人たちが助け合い支え合って復興をめざしました。その取り組みは、「被災地に生協あり」と評されました。
1995
- 1995年 2月
- 創造的復興へ。コープボランティア本部を設置。以後各地区に「コープボランティアセンター」開設
1995
播磨生活協同組合と合併

ゆるやかな連携・交流から合流へ
1988年から協同購入システムやコープ商品の導入など事業間の連携、店舗運営や組合員活動の交流がスタートし、1995年4月、正式に合併しました。
1995
- 1995年 6月
- 「買い物袋持参運動」を拡大し、レジ袋を有料化。1996年から名称を「マイバッグ運動」に
1995
世界の協同組合の道しるべ
協同組合原則
世界で最初の生活協同組合といわれる「ロッチデール公正開拓者組合」が定めた「ロッチデール原則」を原点に、国際協同組合同盟(ICA)がまとめた「協同組合原則」に1995年、第7原則として「コミュニティーへの関与」が加わり、「協同組合は組合員によって承認された政策を通じて地域社会(コミュニティー)の持続可能な発展のために活動すること」と明記されました。
1996
くらしを守るために
コープこうべの憲章
「くらしを守る」という使命に沿った「ありたい姿・協働のあり方」を示すため、1996年に『コープこうべ環境憲章』、1997年に『コープこうべ福祉文化憲章』、1999年に『市民福祉社会への協働憲章』を定めました。環境憲章では、環境問題は持続可能な社会づくりをめざす生協の根本的な課題であり、活動と事業の両面から取り組んでいく決意を。福祉文化憲章、市民福祉社会への協働憲章では地域での支え合い・助け合いの精神を育んでいく決意を表明しています。
1996
- 1996年 2月
- 「コープともしびボランティア振興財団」設立
1996
- 1996年 9月
- 「地震災害等に対する国民的保障制度を求める署名」がスタート。兵庫県内で435万筆(うちコープこうべで356万筆)集まる。翌年2月には全国で2400万筆の署名を政府に提出。1998年5月22日成立の「被災者生活再建支援法」につながった
1996
- 1996年 11月
- 福祉の総合施設「は~とらんど」を併設した「コープリビング甲南」復興オープン
1997
- 1997年 8月
- 新戸配システム「ひまわり」(現・個人宅配)スタート
1998
- 1998年 4月
- 在宅介護サービス事業開始
1999
- 1999年 1月
- 「コープこうべ災害緊急支援基金(ハート基金)」設立。阪神・淡路大震災を教訓に、国内外で大規模な自然災害などが発生した場合の迅速な支援を目的とする
2000
平和へのちかい
揺るぎない想いを明文化
2000年に明文化した「コープこうべ平和へのちかい」には、子や孫の世代も平和な世の中であって欲しいという組合員の願いと、平和の大切さ、尊さを受け継いでいこうという想いが込められています。
2000
- 2000年 10月
- お買い物&コミュニティサイト「コープこうべネット」開始
2000
消費者力が社会制度を変える

自分たちで守る、食の安全・安心
2000年8月、「食品衛生法の改正と充実強化を求める請願署名」運動がスタート。翌年3月には、210万筆の署名が集まり(全国で1400万筆)国会に提出しました。これを受け、2003年5月、多くの組合員の願いだった「食品安全基本法」制定と「食品衛生法」改正が相次いで実施されました。
2001
- 2001年 1月
- 「Coop's(コープス)」商品の供給開始
2001
環境共生型農園エコファーム

創立80周年記念事業
2001年5月、限りある資源の循環を実践するためのモデル事業として「環境共生型農園エコファーム」がオープン。店舗から出る野菜や肉の加工くずを使って堆肥を作り、その堆肥を使って農園で野菜を育て、できた野菜を店舗などで供給するという資源循環を実現しました。マイファームや体験農園など、組合員が土に触れる体験ができる場も提供しています。
2002
- 2002年 4月
- 「めーむひろば」開始
2002
- 2002年 4月
- 「子育てひろば」活動開始
2003
- 2003年 12月
- 食品工場の産業廃棄物処理設備が稼働
2005
- 2005年 4月
- 「店舗ポイント制度」スタート
2006
- 2006年 12月
- 神戸市と「レジ袋削減に向けた取り組みに関する協定」締結。これを機に、各自治体とレジ袋削減に関する協定を結ぶ(2020年3月末現在:23市6町)
2007
- 2007年 5月
- 消費生活協同組合法(生協法)改正法案が可決・成立。2008年4月1日施行
2007
「マイバッグ運動」が進化

マイバッグの持参率は約9割に
2007年6月、食品を取り扱う全150店舗でレジ袋の代金をレジで精算する方式にしました。当時、コープこうべの事業規模や店舗数を持つ組織での一斉実施は、全国でも例を見ない先進の取り組みでした。この新しい「マイバッグ運動」で、マイバッグの持参率は、それまでの約7割から約9割に上昇しました。
2007
- 2007年 10月
- マイバッグ運動の取り組みが評価され「平成19年度容器包装3R推進環境大臣賞(小売部門)」最優秀賞を受賞。コープこうべと(有)みずほ協同農園が「平成19年度食品リサイクル推進環境大臣賞奨励賞」を受賞
2008
コープの森・社家郷山

兵庫県「企業の森づくり制度」第1号
2008年5月、兵庫県、西宮市、(社)兵庫県緑化推進協会とコープこうべの4者で「企業の森づくり」協定を締結。兵庫県「企業の森づくり制度」の第1号として、西宮市にある社家郷山で、森林整備と体験学習の場づくりをすすめています。太陽の光が地面に届くように木々が生い茂る森を整備するなど、多様な植物や生きものがくらす里山へ。この里山保全活動にはレジ袋代金を活用しています。
2009
- 2009年 7月
- 京都府京丹後市へ活動区域拡大
2009
賀川豊彦献身100年

記念イベント・式典を開催
21歳の賀川豊彦が神戸のスラム街で救済活動を始めたのは、1909年12月24日です。その活動開始から100年を機に「協同」の理念を再確認し、後世に伝えるため、講演会やパネルディスカッション、記念式典など、さまざまな「賀川豊彦献身100年記念事業」が東京と神戸で開催されました。
2010
核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議

核兵器廃絶を訴える
2010年4月、ニューヨークで開催された核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に合わせ、生協代表団の一員としてコープこうべの組合員と職員がパレードや集会に参加。世界に向けて核兵器廃絶を訴えました。2015年の同会議の際にも参加しました。
2010
- 2010年 9月
- コープス「ひょうご発」シリーズ供給開始
2010
- 2010年 10月
- 西宮市から受託した「シニアサポート事業」開始
2010
- 2010年 12月
- 行政の「見守り活動」への協力開始。神戸市東灘区御影北部地区の高齢者見守りモデル事業に協同購入センター東灘が協力
2011
夕食サポート「まいくる」

毎日お届け、くらしも応援!
2011年1月、くらしに安心を届けるサービスの一つとして夕食サポート事業がスタート。地域の組合員がサポーターとなり、栄養バランスのとれた夕食を届けています。また、子育て中や共働きなどで夕食を作る時間のない組合員にも支持されています。1食あたり0.5円を地域ボランティア活動に寄付しています。
2011
東日本大震災

「たすけあい」の精神、東北へ
2011年3月11日に発生した東日本大震災の直後、みやぎ生協を支援するため、のべ241人の職員を派遣。組合員の安否確認の同行や店舗の再開支援などを実施しました。また地震の翌日から始まった組合員による緊急募金活動では、約4億円が集まりました。被災地のくらしに寄り添いながら、組合員同士の交流が現在も続いています。
2011
大阪北生活協同組合と合併

「協同の輪」が広がる
2011年4月に合併し、大阪北生活協同組合は「コープこうべ大阪北地区」に。お互いの地域の個性を大切にしつつ、より大きな「協同の力」で助け合いの社会の実現に向けた活動と事業をすすめることを誓いました。コープこうべの組合員は167万人になりました。
2011
移動店舗

買い物が楽しい、おしゃべりも楽しい!
買い物に出かけるのが困難な組合員へのお役立ちを目的に、2011年10月に「移動店舗」がスタート。コープのお店の魅力を、ギュッと詰め込んだトラックが週に一度、決まった時間と場所に訪問し、商品だけでなく買い物の楽しさもお届けしています。
2012
- 2012年
- 国連が定めた「国際協同組合年」。協同組合の役割や存在意義について再確認するイベントなどを神戸で開催
2012
- 2012年 7月
- 「福島の子ども保養プロジェクトinよしまキャンプ」開催(神戸YMCA、兵庫県ユニセフ協会との共催)
2013
- 2013年 1月
- コープ西神南で「コープこうべネットスーパー」スタート
2013
「とれぴち」「とれしゃき」

地産地消の取り組み
兵庫県が後援する地産地消事業として、2013年に兵庫県漁業協同組合連合会との協働事業「ひょうご地魚推進プロジェクト(とれぴち)」がスタート。2015年には、 兵庫県・JAグループ兵庫と連携して「兵庫地場野菜振興プロジェクト(とれしゃき)」がスタートしました。
2014
- 2014年 4月
- 子育て支援事業(学童保育)「Terakoya」東灘校開校
2014
- 2014年 4月
- 2013年8月、障がい者就労支援を目的に子会社の「株式会社ゆうあいサポート」設立。2014年4月から店頭回収のペットボトルのプレス作業開始
2014
- 2014年 10月
- コープこうべキャラクター「コーピー」デビュー。名前は組合員に公募し投票を行って決定
2015
- 2015年 4月
- 協同学苑内に「コープこうべ教育学習センター」「コープこうべ安全運転センター」稼働
2015
- 2015年 4月
- 再生可能エネルギーを利用する「電力供給(PPS)事業」開始
2015
- 2015年 9月
- 「第3回食と農林漁業の食育優良活動表彰 農林水産大臣賞」受賞
2016
- 2016年 6月
- コープこうべの電子マネーカード「COPICA(コピカ)」全店舗で導入
2016
- 2016年 7月
- 「コープのつどい場」(加古川市)がスタート。店舗・事務所に併設しないコミュニティースペースとして県内初の取り組み
2016
買いもん行こカー

新たな買い物支援のカタチ
2016年10月、高齢者や小さな子どもがいる方など、普段の買い物に困っている組合員を対象に、自宅と店舗の間を送迎する「買いもん行こカー」の実験運行がスタートしました。2020年3月現在で、13台が稼働、のべ4万9246人が利用しています。
2016
- 2016年 10月
- サービス付き高齢者向け住宅「コープは~とらんどハイム本山」(全62戸)を設立。1階には、ろっこう医療生協が運営する「にじいろクリニック」も開業。地域の総合福祉拠点に
2016
「協同組合」がユネスコ無形文化遺産に

共通の利益を形にするという思想と実践
2016年11月、ユネスコが「協同組合」のユネスコ無形文化遺産への登録を決定。決定にあたってユネスコは、「共通の利益と価値を通じてコミュニティづくりを行うことができる組織であり、雇用の創出や高齢者支援から都市の活性化や再生可能エネルギープロジェクトまで、さまざまな社会的な問題への創意工夫あふれる解決策を編み出している」としています。
2017
コープでんき

「コンセントの向こう側」を考える
2017年4月、電力小売事業「コープでんき」スタート。地球の未来のことを考え、電源構成にこだわった電気を供給しています。地元の発電所から電源を調達するなど、電気の“地産地消”もすすめており、電力事業を通して「持続可能なエネルギー社会への転換」をめざします。
2017
- 2017年 4月
- サービス付き高齢者向け住宅「コープは~とらんどハイム本山」に、小規模型認可保育園「どんぐりっこ もとやま」開設。世代を超えた絆を広げている
2017
- 2017年 4月
- 宅配の商品カタログ『めーむ』の注文が簡単にできる「コープこうべアプリ」開始。以降、組合員の声で進化中
2017
- 2017年 6月
- 「フードドライブ」の取り組みスタート。また、協同購入センターの返品商品の一部を認定NPO法人フードバンク関西に寄付
2017
罹災者の眼となり、耳となり、口とならなければならない

賀川豊彦の言葉を胸に
台風や豪雨、地震などの自然災害が相次ぐなか、被災地に寄り添いながら支援活動を実施しています。近年では、2017年7月の九州北部豪雨の被災地に、ひょうごボランタリープラザと合同で復旧支援のボランティアバスを運行。被災家屋の泥出し、家具等の搬出・洗浄作業などを行いました。平成30年7月豪雨の際も、被災地でボランティア活動を実施しました。 「罹災者の眼となり、耳となり、口とならなければならない」は、関東大震災(1923年発災)の際の賀川豊彦の言葉とされています(1924年出版『地球を墳墓として』賀川豊彦著より)
2017
- 2017年 10月
- 鳴尾浜リサイクルセンターが先行稼働
2018
「CO・OP NEXT100」スタート

コープこうべは2021年に100周年を迎えます
2021年に創立100周年を迎えるにあたり、次の100年に向けてのプロジェクト「CO・OP NEXT100」を立ち上げました。組合員や役員・職員を挙げて、2030年に向けたコープこうべのビジョン「ターゲット2030(に・まる・さん・まる)」づくりをすすめています。
これまでに、「2030年の地域のありたい姿、ありたいくらし、地域」について語り合い、「①人と人とがつながり助け合える」「②持続的なまちと自然との共生」「③健康でいきいきとした毎日」「④みんなが安心できる」という、4つのテーマがまとまりました。
「ビジョンづくり」についてはこちら
2018
- 2018年 10月
- 食品ロス削減に「てまえどり」運動開始。2019年10月には全店舗で呼びかけ
2019
- 2019年 2月
- 脱プラスチックに関する基本方針を策定し、取り組み開始
2020
- 2020年 2月
- 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「3密」につながるイベントや講演会、カルチャー、スポーツなどの活動や事業を中止
2020
- 2020年 6月
- 「マイバッグ運動NEXT」スタート