1.規格外のバナナについて

日本で販売されているバナナは、青いバナナを、通常1房ずつ袋詰めして海外から輸入し、国内で追熟加工しています。大手メーカー数社のバナナの追熟加工をする株式会社日本アクセス（東京都品川区）の事業会社であるアクセスフレッシュ加工株式会社（神戸市兵庫区）では、追熟後に、袋の中に傷んでいるバナナが1本でもあると、やむを得ず袋ごと規格外品として廃棄します。
まだおいしく食べられるバナナを流通過程で規格外として廃棄してしまうのは「もったいない！」と感じていた日本アクセスは、活用方法についてコープこうべに相談。コープこうべもこの食品ロスの問題に協力することを決め、規格外バナナを活用した商品開発がスタートしました。

輸入した青いバナナを室の中で追熟加工（アクセスフレッシュ加工（株））

規格外の選別

規格外のバナナ

規格内のバナナ

2.おいしいバナナを活用したい！

「コープ商品わいわい会議」（※）でアイデアを出し合い、アイスの開発が決定。
規格外品の中から、おいしく食べられるバナナを選別し、ピューレに加工。このピューレを使い、株式会社デザートプラン（尼崎市）でアイスを製造します。

（※コープ商品わいわい会議　商品の開発や改善について組合員の声を聞く会議です。どんな商品を作るか、味やパッケージについて意見をもらいます。）

コープ商品わいわい会議

バナナ本来の風味と自然な甘み、ミルク感がおいしいアイスの試作品を、わいわい会議でお披露目。味わったわいわい会議のメンバーからも「おいしい！」「バナナの香りが良く、ミルク感もちょうど良い」と大好評を得て、完成しました。