• とりくみ
  • 地域の農業と特産品を応援 兵庫県産 ゆずのベイクドチーズケーキ

2023.5.26

地域の農業と特産品を応援
兵庫県産
ゆずのベイクドチーズケーキ

規格外原材料の有効利用、地域の活性化、工場の稼働促進など、地域の課題を迅速に解決するために、
コープこうべと生産者、取引先が協同で開発をすすめる商品です。

兵庫県神崎郡神河町の特産品「ゆず」を活用して、地域の活性化を。
株式会社神崎フード、五洋食品産業株式会社、三菱食品株式会社、
コープこうべの思いがひとつになって新商品が実現しました。

神河町のゆずは主に搾汁して果汁の状態で冷凍し、出荷しています

商品開発ストーリー

  • 1.兵庫県の中央に位置する神河町の特産品は、山間の傾斜地を活用して栽培している「ゆず」

    一時期は92軒あった生産農家は減少し、生産者の高齢化などの課題はありますが、大切に育ててきた地域の特産品を守りたいと、今も27軒の農家が栽培を続けています。
    収穫したゆずは冷凍果汁にして出荷されますが、ジュースやジャムなど用途は限られており、ゆずの加工場を運営する神崎フードは、果汁の新しい販売先を探していました。

    傾斜地のため施肥や剪定などの作業は大変です

  • 2. コープこうべにも地域応援の商品づくりを提案

    一方、めーむで人気の冷凍ケーキを製造する五洋食品産業と卸売業者の三菱食品は、食を通して地域の活性化を応援する取り組みに力を入れており、各地の生協に特産品を使った商品の開発を提案していました。
    コープこうべにも地域応援の商品づくりを提案。前年にゆず果汁を使ったどら焼きや菓子パン開発の経験があったコープこうべでは、神河町のゆずを使った商品の開発に取り組むことになりました。
    2022年11月1日、神河町の神崎フードを関係者が訪問。


    「地域の特産品を守りたい」という神河町のみなさんの思いと「ゆずを活用して生産者を応援したい」という三者の思いがひとつになり、新商品の開発が始まりました。


    実際に神河町を訪れ、特産品であるゆずを守りたいという地元生産者の熱い思いを共有したことで、一致団結して商品開発を進めることができました

    (左から)三菱食品 石井謙一郎さん、林璃緒さん

    商品の開発チームが神河町を訪問

  • 3. 五洋食品産業の開発チームが、ゆずの風味を生かすために苦労したのは果汁の配合量

    果汁を入れすぎると食感や、風味にも影響が出てしまうため、ゆずの風味を最大限に引き出し、安定した生地ができるように配合量を調整しました。
    最後にゆずナパージュ(ゼリー状のソース)を塗って、酸味と風味のアクセントがでるように工夫しました。

    湯せんでじっくり焼成。しっとりとした生地に仕上げます


    まだまだ知らないところで困っている農家や地域があると思います。今後も商品開発を通して地域に貢献していきたいです

    (左から)五洋食品産業 西津めぐみさん、西島慎吾さん

  • 4. 9割以上の方から高評価を得られました

    何度か試作を繰り返して持って行った「コープ商品 わいわい会議」では、1度目の試食で
    「ゆずがよく効いている」
    「果汁を多く使用しているため、風味がよく、チーズと合っておいしい」
    「ゆずの酸味とケーキの甘味のバランスがいい」
    など、9割以上の方から高評価を得られました。

    コープ商品 わいわい会議

    (「コープ商品 わいわい会議」は、商品の開発や改善について組合員の声を聞く会議です)

商品紹介

宅配専用商品
兵庫県産ゆずのベイクドチーズケーキ

140g(4個入り) 
788.4(税込み)

1個あたりゆず果汁約2.5g使用

クリームチーズを約45%配合した濃厚なベイクド生地に、ゆずのさわやかな酸味がアクセント。きめ細かくなめらかな口当たりが特長です。

コープこうべ バイヤー菊池 小織

ページの先頭へ