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  • 地域の滋味を新しい食べ方で 和風仕立てのひね鶏チャーシュー

2021.9.27

地域の滋味を新しい食べ方で
和風仕立てのひね鶏チャーシュー

規格外原材料の有効利用、地域の活性化、工場の稼働促進など、地域の課題を迅速に解決するために、
コープこうべと生産者、取引先が協同で開発をすすめる商品です。

「ひね鶏」で採卵鶏農家を応援したい。
印南養鶏農業協同組合の想いに組合員のアイデアが加わって商品ができました。

商品開発ストーリー

  • 1. 印南(いんなみ)養鶏農業協同組合の田中正さんは、「ひね鶏」をもっとたくさんの人に食べてもらいたいと考えていました

    「ひね鶏」とは、採卵の量が減り、卵を産む役割を終えた鶏のこと。ひね鶏の特長は、しっかりした歯ごたえと、かめばかむほどに広がる味わいです。
    しかしながら、ひね鶏は食用に飼育される若鶏(ブロイラー)と違って飼育期間も長く肉質が硬いため、その9割はミンチ肉やスープに加工されます。ひね鶏を、裏方で加工に回される鶏ではなく「お肉」として多くの人に食べてもらうことで、採卵鶏農家の持続につなげたい。
    田中さんの想いを受け、コープこうべ商品部の古野達也は、印南養鶏農協を訪問。協同で、ひね鶏を使った新しい商品の開発に取り組むことにしました。

  • 2. 商品開発への想いを伝えました

    コープこうべには、ひね鶏を使った「ひね酢」という人気商品があります。田中さんと古野は、これに続く新しい商品として、ひね鶏を使ったチャーシューを作ることにしました。 試作品ができたところで、「コープ商品わいわい会議」に提案しました。「コープ商品わいわい会議」は、商品の開発や改善について組合員の声を聞く会議です。田中さんは「ひね鶏チャーシュー」の説明とともに、商品開発への想いを伝えました。

    卵の値段は60年前から変わっていません。収入は変わらないまま、異常気象による飼料の高騰、鳥インフルエンザの影響などで経営が厳しくなり、廃業に追い込まれる採卵鶏農家が増えているのが現状です。この「ひね鶏チャーシュー」を商品化し、 たくさん利用していただくことが、採卵鶏農家の持続につながります。

    コープ商品わいわい会議は、オンラインで開催されました

    厳しい品質管理のもと商品を製造しています

  • 3. アイデアを出し合って商品が完成しました

    コープわいわい会議のメンバーは31人の組合員です。まずは、自宅でサンプルを試食し、味や食感、スライスの厚さなどへの意見を出し合いました。これを受け、田中さんと古野は、商品化に向けた改善をすすめていきました。
    また、わいわい会議のメンバーは、たくさんの人に利用してもらえるようにと、一人ひとりが「ひね鶏チャーシュー」を使ったおすすめレシピを提案しました。
    「いろいろな料理にアレンジしやすい食材として、冷蔵庫の常備品になるといいな」。そんな想いが集まって、新商品「和風仕立てのひね鶏チャーシュー」が完成しました。

    田中さんは、「消費者と生産者のかけ橋になっていただき感謝しています。ひね鶏を採卵鶏農家の応援だけではなく、地域活性化につなげていきたいです」と話しました。

    おすすめレシピがたくさん寄せられました!もちろん、そのままでもおいしいです(^-^)

    (左から)印南養鶏農協の鈴木正輝さん、コープこうべの古野、印南養鶏農協の田中さん、野島敏さん

商品紹介

おいしく食べて採卵鶏農家を応援
和風仕立てのひね鶏チャーシュー

  • 店舗・宅配で取扱い中!!

こだわりは、子どもにも食べやすい厚さ4mmのスライス。商品名やパッケージに載せるキャッチコピーもみんなで考えました。

ひね鶏チャーシューができるまで

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