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  • “もったいない”が生まれ変わる ほうれん草ちぎり

2021.7.8

“もったいない”が生まれ変わる
ほうれん草ちぎり

規格外原材料の有効利用、地域の活性化、工場の稼働促進など、地域の課題を迅速に解決するために、
コープこうべと生産者、取引先が協同で開発をすすめる商品です。

ほうれん草の生産者の困りごとを解決するために、
JAたじま、カネテツデリカフーズ(株)と一緒に新しい商品を作りました。

JAたじまおおや高原有機野菜部会,コープこうべ,カネテツデリカフーズ

商品開発ストーリー

  • 1. おおや高原有機野菜部会の生産者のみなさんは、悩んでいました

    生産者のみなさんは、収穫したほうれん草をたくさん捨ててしまうことに心を痛めていました。収穫したほうれん草は、出荷前に外葉の部分や規格外のものなどが除外されます。それは収穫量の約2割にもなります。食べられるのにもったいない。
    規格外作物の有効利用ができるといいけれど、産地の努力だけでは難しい。そのため、多い時には1日に100kgのほうれん草が廃棄され土に戻されます。

  • 2. 地元企業との商品開発が始まりました

    廃棄されている規格外のほうれん草を使って、生産者にも、組合員にも喜んでもらえる商品を作りたい。コープこうべ商品政策推進室の井上政明は、この課題を一緒に解決できないかと、カネテツデリカフーズ株式会社の谷川洋介さんに相談しました。カネテツデリカフーズ(株)は、「コープス玉ねぎてん」などの製造を委託している地元の取引先です。井上の提案に共感いただき商品開発が始まりました。

    カネテツデリカフーズ(株)、コープこうべの商品開発担当者が、JAたじま、おおや高原有機野菜部会の産地を訪問

    (左から)おおや高原 有機野菜部会の金谷智之さん、コープこうべの井上政明、カネテツデリカフーズ(株)の谷川洋介さん

  • 3. 商品づくりには組合員の意見が欠かせない

    商品開発チームは、規格外のほうれん草を主役にしたちぎり揚げを作ることにしました。 試作品ができたタイミングで、「コープ商品わいわい会議」を開催。商品の開発や改善について組合員の声を聞く会議です。商品のコンセプトを説明し、商品普及についての意見を出し合いました。また、自宅で試作品を食べて、食感や味、量目、価格などについてアンケート形式で意見を寄せてもらいました。

  • 4. 商品化に向けて最後まで力を合わせました(^-^)

    わいわい会議での意見を受けて、改良を加えたおいしい「ちぎり揚げ」が完成しました。商品名は「ほうれん草ちぎり」に決定!!いよいよ商品化です。
    一番の問題は物流のコストでしたが、これも、JAたじま、カネテツデリカフーズ(株)とコープこうべが協力することで解決できました。

    いよいよ「おおや高原有機栽培ほうれん草ちぎり」のデビューです。ほうれん草の栽培期間の7月~9月限定で供給します!
    生産者の金谷さんは、「大切に育てたほうれん草を、活用していただけて夢のようです」と話してくれました。

商品紹介

フードプランおおや高原有機栽培
ほうれん草使用「ほうれん草ちぎり」

  • 期間限定:夏季(おおや高原での栽培期間)
  • 数量限定:ほうれん草の生産状況によって数量が変わります

有機栽培ほうれん草がたっぷり。さらに、ベーコンの旨味と歯ごたえ、タマネギ、コーン、ニンジンの彩りと甘みを加えた魚肉すり身のちぎり揚げです。

ほうれん草ちぎりができるまで

おおや高原の野菜は、こうやって作られています

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