コープのあるまちで vol.12/約250人が参加したゴミ拾いアートウォークの作品

ゴミ拾いは宝探し?
競わず楽しく社会貢献

志水 直樹さん

GPSランを考案し、GPSランナーとして国内外で活躍。コープこうべ第2回「わたしのSDGsアクションコンテスト」グランプリ受賞者。「愛知・名古屋2026アジア競技大会」公式イベント・コーディネーター。

私の大きな目標は「競わないランニング文化を創る」こと。ランニングアプリのGPS機能を使い、走った軌跡で地図上に絵やメッセージを描く“GPSラン”を発案し、GPSランナーとして活動しています。楽しいことを掛け合わせたらもっとワクワクするという発想で、GPSランに、スウェーデン発のゴミ拾いジョギング「プロギング」を融合したGPSプロギングも考案しました。GPSランやGPSプロギングのイベントは“コロナ禍”でも開催しやすいことから、メディアにも取り上げられ、最近はかなり認知されてきています。

西宮・芦屋市内の店舗から合計250人が出発

イベントのコーディネートにもたくさん携わりましたが、中でも大規模だったのはコープこうべ100周年記念イベント「西宮・芦屋ゴミ拾いアートウォーク」です。コープの16店舗から一斉にスタートして、各店舗で描いたアートをつなぐというもの。子どもたちが宝探しのように、夢中で拾ってくれたのが印象的でした。以前、特別支援学級の教員だったこともあり、競わず、楽しく、多世代で参加できる場にすることがモットー。留学生と防災アートウォークを企画したり、車椅子の方も一緒に歩いたり。外出が難しい方にはGPSアート製作者として関わっていただくことも考えています。

宝探しのように楽しんでゴミを集めます

現在は福井県の若狭和田ビーチで海洋ゴミを回収し、きれいになった浜にGPSアートを描いたり、拾ったゴミでアート作品を作ったりするプロジェクトを実施中です。面白ければ自然と人が集まって、みんなで社会課題に取り組め、町おこしも盛り上がります。将来的には、各地の海岸をオンラインでつないで、世界中で同時にGPSビーチアートイベントを開くのが夢。コープさんも海辺のゴミ拾いをやっていますよね。近いうちにコラボしませんか?

取材を終えて

イベント協賛は大歓迎だという志水さん。企業や地域ぐるみで盛り上げ、大きな社会問題も笑顔で一緒に解決したいとのこと。楽しんでなんぼの精神、さすがです!

(組合員ライター 行本 美栄子)

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