コープのあるまちで vol.3/撮影場所:淡路市浦

“コロナ禍”の今だからこそ
音楽で心の支えになりたい

にこいち

神戸出身の井指冬輝(いさし ふゆき)さん(左)と松田央(まつだ ひろ)さん(右)によるアコースティックデュオ。ポストコロナメッセージソング『さんぶんのに』も好評発売中。

神戸を中心に音楽活動を続けている「にこいち」です。神戸で育ち、須磨高校の野球部で知り合った僕たちにとっても、“コープさん”は常に身近な存在。2016年、コープこうべキャラクター「コーピー」のテーマソング『進め!コーピー!』を制作したのをきっかけに、イベントなどに出演してきました。

今年、兵庫県の助成・協力を受けコープこうべさんと一緒に、ポストコロナメッセージソング『さんぶんのに』を発表することに。この曲は、いつもと違うスタイルで作りました。通常は松田が作った曲に井指が言葉をはめ込んでいくのですが、今回は入れたいフレーズを2人で決めてから、曲を付けていきました。『さんぶんのに』というタイトルも最初から決めていました。半分ずつでは意味がなくて、余った喜びを誰に渡すのか、多すぎるしんどさをどう受け止めるのか、思いやりが試されていると思うのです。サビの部分の“分かち合うことをIとYOU(愛という)”や“今すべき努力を「愛」と「予防」(愛と呼ぼう)”という歌詞にも「思いやりを大切に」というメッセージを込めました。

割り切れないことが多い“コロナ禍”だからこそ、生まれた曲かもしれません。「この曲に救われた」「勇気をもらった」と組合員さんに言ってもらい、僕たちも救われています。命がけでがんばってくれている人がいるなか、音楽で人の心を支えることが僕たちの使命だと思っています。
皆さんの前で演奏できる日が早く来てほしい。いつか直に歌を聴いてもらう日のために、自分磨きの時間を無駄遣いできません。一日一日努力したいです。

※ 神戸市立須磨高等学校は現在、神戸市立須磨翔風高等学校に統合

『さんぶんのに』のミュージックビデオは下記URLよりご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=aBgOneiPMIQ

取材を終えて

とても爽やかな「にこいち」のお2人。コーピーとの楽しいエピソードもお聞きし、とっても身近に感じました。『さんぶんのに』すてきな曲です。聴いてくださいね。

(組合員ライター 磯本歌見)

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